◆1 指事形容詞
*指示詞 تِلْكَ ، ذَلِكَ ، هَذِهِ ، هَذَا は、第4課までは常に代名詞として用いられていました。しかし、指示詞はまた、形容詞としても用いられます。この場合、後に続く名詞は、文法的に限定するために定冠詞をとります。
(例1) هَذَا القَمِيصُ このシャツ[男性名詞を修飾]
(例2) تِلْكَ الكُرَةُ あのボール[女性名詞を修飾]
◆2 色彩形容詞
*色を表す形容詞は、男性形は أَفْعَلُ 型、女性形は فَعْلاَءُ 型をとります。
(例1) أَبْيَضُ [男性形]/ بَيْضَاءُ [女性形](白い)
(例2) أَزْرَقُ [男性形]/ زَرْقَاءُ [女性形](青い)
*男性形も女性形も、タンウィーンをとらないことに注意してください。
◆3 名詞の所有格
*名詞の所有格は、大部分の場合、語尾が فِ [i] または فٍ [in] で終わることが特徴です。前置詞の後に続く名詞は、この所有格の例です。
(例) عَلَى الْمَائِدَةِ テーブルの上に
◆4 名詞文(4)
*名詞文では、「前置詞+所有格に置かれた名詞」で構成される句も、属詞になることができます。
(例1) الكُرَةُ الحَمْرَاءُ عَلَى المَائِدَةِ 赤いボールは椅子の上にあります。
(例2) القَمِيصُ الأَزْرَقُ لِسَلِيمٍ 青いシャツはサリームのものです。