1 序数(4)

11の序数は、男性形が حَادِيَ عَشَرَ で、女性形が حَادِيَةَ عَشْرَةَ です。

12から19までの序数は、2から9までの基本序数詞に、男性形は عَشَرَ 、女性形は عَشْرَةَ を加えます。

11から19までの序数は、すべて格変化しません。常に対格におかれ、タンウィーンをとることもありません。



序数

(参考)基数


男性形

女性形

男性形

女性形

11

حَادِيَ عَشَرَ

حَادِيَةَ عَشْرَةَ

أَحَدَ عَشَرَ

إِحْدَى عَشْرَةَ

12

ثَانٍيَ عَشَرَ

ثَانِيَةَ عَشْرَةَ

اِثْنَا عَشَرَ

اِثْنَتَا عَشْرَةَ

13

ثَالِثَ عَشَرَ

ثَالِثَةَ عَشْرَةَ

ثَلاَثَةَ عَشَرَ

ثَلاَثَ عَشْرَةَ

14

رَابِعَ عَشَرَ

رَابِعَةَ عَشْرَةَ

أَرْبَعَةَ عَشَرَ

أَرْبَعَ عَشْرَةَ

15

خَامِسَ عَشَرَ

خَامِسَةَ عَشْرَةَ

خَمْسَةَ عَشَرَ

خَمْسَ عَشْرَةَ

16

سَادِسَ عَشَرَ

سَادِسَةَ عَشْرَةَ

سِتَّةَ عَشَرَ

سِتَّ عَشْرَةَ

17

سَابِعَ عَشَرَ

سَابِعَةَ عَشْرَةَ

سَبْعَةَ عَشَرَ

سَبْعَ عَشْرَةَ

18

ثَامِنَ عَشَرَ

ثَامِنَةَ عَشْرَةَ

ثَمَانِيَةَ عَشَرَ

ثَمَانِيَ عَشْرَةَ

19

تَاسِعَ عَشَرَ

تَاسِعَةَ عَشْرَةَ

تِسْعَةَ عَشَرَ

تِسْعَ عَشْرَةَ


*なお、11から19までの序数に冠詞を冠する時は、1位の数にだけつけます。

(例) الدَّرْسُ الحَادِيَ عَشَرَ 11


2 派生形の動名詞()

*既に学んだように、第3形の動名詞は فِعَالٌ 型、または مُفَاعَلَةٌ 型をとります。

*弱動詞の場合、 第3形の動名詞として فِعَالٌ 型をとった時は、第3語根が単独ハムザに変わることは既に学びました。(例) لاَقَى 会う→ لِقَاءٌ 再会

*弱動詞が第3形の動名詞として مُفَاعَلَةٌ 型をとった時は、第3語根は長母音 [a:] を表すアリフに変わります。

(例1) دَاوَى 世話をする→ مُدَاوَيَةٌ [中間形]→ مُدَاوَاةٌ 世話

(例2) قَاسَى 苦しめる→ مُقَاسَيَةٌ [中間形]→ مُقَاسَاةٌ 苦しめること

*なお、この課には、くぼみ動詞第4形と第10形の動名詞が出ています。既に第7課で学んだように、この二つの派生形の動名詞では、第2語根は母音 [a] を第1語根に引き渡した後に消滅しますが、その代償として語末にター・マルブータを加えます。

(例1) أَعَادَ 再開する→ إِعْوَادٌ [中間形]→ إِعَادَةٌ 再開

(例2) اِسْتَطَاعَ できる→ اِسْتِطْوَاعٌ [中間形]→ اِسْتِطَاعَةٌ できること


3 首弱動詞派生形の能動分詞

*派生形の能動分詞で第1語根がスクーンになるのは第4形と第10形ですが、第4形と第10形では直前の音節の母音が異なるため、首弱動詞では次のようになります。

第4形では直前の音節の母音が [u] のため、第1語根はスクーン記号が消え、長母音 [u:] を表す و に変わります。

(例1) أَوْقَفَ 停止させる→ مُوْقِفٌ [中間形]→ مُوقِفٌ 停止させている

(例2) أَيْقَظَ 目覚めさせる→ مُيْقِظٌ [中間形]→ مُوقِظٌ 目覚めさせている

10形では直前の音節の母音が [a] のため、そのまま[aw] または [ay] の二重母音を構成します。

(例1) اِسْتَوْقَفَ 停止を求める→ مُسْتَوْقِفٌ 停止を求めている

(例2) اِسْتَيْقَظَ 目覚める→ مُسْتَيْقِظٌ 目覚めている


4 状況動詞 بَاتَ

*動詞 بَاتَ はもともと「宿泊する」という意味ですが、 كَانَ أَصْبَحَ と同じように、状況動詞としても用いられます。その場合、名詞や形容詞の対格を属詞としてとることも、未完了形動詞を直接後続させることもできます。

(例1) بَاتَ مُسْتَيْقًظًا 彼はその夜眠れませんでした。

(例2) بَاتَ يُقَاسِي آلاَمًا 彼はその夜痛みに苦しめられました。


5 祈願文(1)

*多くの場合、祈願文は動詞の完了形で表します。

(例) شَفَاهُ اللَّهُ 神が彼を回復させてくださいますように、お大事に


6 接尾型代名詞の付加

*完了形の二人称複数男性形に接尾型代名詞を続ける時は、その間に و を介在させます。

(例) تَرَكْتُمُوهُ تَرَكْتٍمْ هُ あなたは彼を放置しました。