◆1 序数(4)
*11の序数は、男性形が حَادِيَ عَشَرَ で、女性形が حَادِيَةَ عَشْرَةَ です。
*12から19までの序数は、2から9までの基本序数詞に、男性形は عَشَرَ 、女性形は عَشْرَةَ を加えます。
*11から19までの序数は、すべて格変化しません。常に対格におかれ、タンウィーンをとることもありません。
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序数 |
(参考)基数 |
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男性形 |
女性形 |
男性形 |
女性形 |
11 |
حَادِيَ عَشَرَ |
حَادِيَةَ عَشْرَةَ |
أَحَدَ عَشَرَ |
إِحْدَى عَشْرَةَ |
12 |
ثَانٍيَ عَشَرَ |
ثَانِيَةَ عَشْرَةَ |
اِثْنَا عَشَرَ |
اِثْنَتَا عَشْرَةَ |
13 |
ثَالِثَ عَشَرَ |
ثَالِثَةَ عَشْرَةَ |
ثَلاَثَةَ عَشَرَ |
ثَلاَثَ عَشْرَةَ |
14 |
رَابِعَ عَشَرَ |
رَابِعَةَ عَشْرَةَ |
أَرْبَعَةَ عَشَرَ |
أَرْبَعَ عَشْرَةَ |
15 |
خَامِسَ عَشَرَ |
خَامِسَةَ عَشْرَةَ |
خَمْسَةَ عَشَرَ |
خَمْسَ عَشْرَةَ |
16 |
سَادِسَ عَشَرَ |
سَادِسَةَ عَشْرَةَ |
سِتَّةَ عَشَرَ |
سِتَّ عَشْرَةَ |
17 |
سَابِعَ عَشَرَ |
سَابِعَةَ عَشْرَةَ |
سَبْعَةَ عَشَرَ |
سَبْعَ عَشْرَةَ |
18 |
ثَامِنَ عَشَرَ |
ثَامِنَةَ عَشْرَةَ |
ثَمَانِيَةَ عَشَرَ |
ثَمَانِيَ عَشْرَةَ |
19 |
تَاسِعَ عَشَرَ |
تَاسِعَةَ عَشْرَةَ |
تِسْعَةَ عَشَرَ |
تِسْعَ عَشْرَةَ |
*なお、*11から19までの序数に冠詞を冠する時は、1位の数にだけつけます。
(例) الدَّرْسُ الحَادِيَ عَشَرَ 第11課
◆2 派生形の動名詞(了)
*既に学んだように、第3形の動名詞は فِعَالٌ 型、または مُفَاعَلَةٌ 型をとります。
*弱動詞の場合、 第3形の動名詞として فِعَالٌ 型をとった時は、第3語根が単独ハムザに変わることは既に学びました。(例) لاَقَى 会う→ لِقَاءٌ 再会
*弱動詞が第3形の動名詞として مُفَاعَلَةٌ 型をとった時は、第3語根は長母音 [a:] を表すアリフに変わります。
(例1) دَاوَى 世話をする→ مُدَاوَيَةٌ [中間形]→ مُدَاوَاةٌ 世話
(例2) قَاسَى 苦しめる→ مُقَاسَيَةٌ [中間形]→ مُقَاسَاةٌ 苦しめること
*なお、この課には、くぼみ動詞第4形と第10形の動名詞が出ています。既に第7課で学んだように、この二つの派生形の動名詞では、第2語根は母音 [a] を第1語根に引き渡した後に消滅しますが、その代償として語末にター・マルブータを加えます。
(例1) أَعَادَ 再開する→ إِعْوَادٌ [中間形]→ إِعَادَةٌ 再開
(例2) اِسْتَطَاعَ できる→ اِسْتِطْوَاعٌ [中間形]→ اِسْتِطَاعَةٌ できること
◆3 首弱動詞派生形の能動分詞
*派生形の能動分詞で第1語根がスクーンになるのは第4形と第10形ですが、第4形と第10形では直前の音節の母音が異なるため、首弱動詞では次のようになります。
①第4形では直前の音節の母音が [u] のため、第1語根はスクーン記号が消え、長母音 [u:] を表す و に変わります。
(例1) أَوْقَفَ 停止させる→ مُوْقِفٌ [中間形]→ مُوقِفٌ 停止させている
(例2) أَيْقَظَ 目覚めさせる→ مُيْقِظٌ [中間形]→ مُوقِظٌ 目覚めさせている
②第10形では直前の音節の母音が [a] のため、そのまま[aw] または [ay] の二重母音を構成します。
(例1) اِسْتَوْقَفَ 停止を求める→ مُسْتَوْقِفٌ 停止を求めている
(例2) اِسْتَيْقَظَ 目覚める→ مُسْتَيْقِظٌ 目覚めている
◆4 状況動詞 بَاتَ
*動詞 بَاتَ はもともと「宿泊する」という意味ですが、 كَانَ や أَصْبَحَ と同じように、状況動詞としても用いられます。その場合、名詞や形容詞の対格を属詞としてとることも、未完了形動詞を直接後続させることもできます。
(例1) بَاتَ مُسْتَيْقًظًا 彼はその夜眠れませんでした。
(例2) بَاتَ يُقَاسِي آلاَمًا 彼はその夜痛みに苦しめられました。
◆5 祈願文(1)
*多くの場合、祈願文は動詞の完了形で表します。
(例) شَفَاهُ اللَّهُ 神が彼を回復させてくださいますように、お大事に
◆6 接尾型代名詞の付加
*完了形の二人称複数男性形に接尾型代名詞を続ける時は、その間に و を介在させます。
(例) تَرَكْتُمُوهُ → تَرَكْتٍمْ + هُ あなたは彼を放置しました。