第17課
ザイナブが庭のベンチに座っています。彼女の前には、地面の上に鳥の巣があります。
ザイナブは泣いています。ナジールが彼女に言います。
「ねえ、ザイナブ。なぜ泣いているの?」
ザイナブ:私が泣いているのは、巣が木から落ちたからよ。
ナジール:鳥は死んだの?
ザイナブ:いいえ、鳥は死ななかったわ。でも、他の場所へ行ってしまうわ。
ナジール:そんなことはないよ、ザイナブ。鳥はこの木に戻ってくるさ。そして、別の巣を作るよ。最初の巣を作ったようにね。
ザイナブはナジールと一緒に家に入ります。お母さんが彼女に言います。
「あら、ザイナブ。あなたの目、赤いわよ。あなた、泣いたの?」
ナジールが言います。
「うん。彼女は鳥がこの庭に戻ってこないと思って泣いたんだ。」
母親:それで、ナジール。あなたは泣いたの?
ナジール:いいえ、お母さん。僕は泣かなかったよ。