第5課:祖母の出迎え
アフマドが言います。
「やあ、ナジール、僕は今から電車の駅に行くんだ。君も一緒に行かない?」
「そこで何をするの? 君は旅行でもするのかい?」
「旅行なんかしないよ。おばあさんを迎えに行くのさ。彼女は半時間後に到着するんだ」
「僕は君と一緒に行けないよ。だって、僕には宿題がたくさんあるんだ。」
「宿題は全部片付けたって昨日僕に言ったじゃないか。」
「うん。でも、宿題を終えた後で僕は先生に見せたんだ。そしたら先生は不合格にして、僕にやり直しを命じたんだ。」
「一人でやり直すの?」
「ザイナブに助けを求めたんだけど、僕を助けようとしないんだよ。」
「それじゃ、駅から戻ってきた時、僕が手伝ってあげるよ。」
「それじゃ、君と一緒に駅に行くよ。それから一緒に戻ってこよう。」
アフマドとナジールは徒歩で駅に行きます。そして、おばあさんが電車から降りるのを手伝います。ナジールは彼女の鞄を運びます。それから二人はタクシーに乗ります。なぜならおばあさんは長く歩けないからです。
家に着くと、アフマドの両親が門の前でおばあさんを出迎えています。アフマドはおばあさんを両親に任せて、ナジールのところに戻ります。
「今すぐ宿題を始めようか、それとも少し休む?」
「休む必要なんかないよ。だって僕たちはたいして疲れていないからね。僕の家に行って、僕の宿題を片付けよう。その後は、休むなり遊ぶなり、僕たちの好きなようにしよう。」