第1課:ナジール、バスに乗る

ナジールがバス停にいます。彼は自分と一緒に待っている人の数を数えます。すると、30人以上です。ナジールは新聞を読んでいる男性の方に向いて問いかけます。

「次に来るバスはこの人たち全員を運べると思いますか?」

男性はナジールの質問を聞いていません。なぜなら彼は新聞の内容に夢中だからです。しかし、彼のそばに青年がいて、ナジールに言います。

「2台のバスが続いてやって来るでしょう。」

「どちらの方が大きいですか?」

「最初の方が次の方より大きいですが、次の方が速いです。なぜならそれは直行便だからです。つまり、それは終点の郵便局に着くまで停まらないということです。」

「僕は最初のバスに乗ろうと試みます。なぜなら僕は、郵便局の手前の停留所で降りるからです。」

最初のバスが到着します。ナジールは人々と押し合いながら、乗ることができます。

車掌がドアを閉めてバスは出発します。車掌は乗客たちに言います。

「どうか前にお進みください!」

ナジールは切符を買うためにポケットから1ディナールを取り出します。でも、彼の後ろにいた乗客がぶつかり、お金は手から落ちてしまいます。ナジールはそれを拾うためにかがもうと試みますが、乗客が多くて、そうすることができません。ナジールはポケットの残りのお金を取り出します。するとそれは40サンチームです。ナジールは車掌に尋ねます。

「切符を買うのに40サンチームで足りますか?」

車掌が言います。

「はい、足ります。でも次の停留所で降りる人が降りるまで待って、それから君の手から落ちた物を拾いなさい。」

ナジールは車掌に感謝して、その40サンチームをポケットに戻します。