第3課:砂漠の写真

ナジールがアフマドに言います。

「君は僕に、君が砂漠で君の叔父さんのところで過ごした日々のことを話してくれるって約束したよ。」

アフマドはタンスから一枚の封筒を取り出して言います。

「はい、これが僕がそこで撮った写真だよ。」

ナジールは最初の写真を見ます。するとアフマドが彼に言います。

「このナツメヤシの木の上にいる少年は、叔父さんの息子のスライマーンさ。彼はナツメヤシの実を採るためにナツメヤシの木に登ったんだ。」

「採ったナツメヤシの実はどうするの? ナツメヤシの木のてっぺんから地面に投げるの?」

「いや、彼は自分で運び上げたロープで房を縛って、それから地面に降ろすんだよ。」

「木登りなら君も得意だね。君はこのように高い木に登れるの?」

「うん。でも、叔父さんの息子の方が僕より上手だよ。なぜなら彼は、これより高いナツメヤシの木に登ることもあるんだから。」

それからアフマドはナジールに2番目の写真を渡して言います。

「このラクダの上にいる少女は、叔父さんの娘のファリーダさ。」

「君はラクダに乗るのが怖くないの?」

「僕はスライマーンと一緒にこのラクダに乗ったよ。ラクダは自分が知っている人には従順なんだ。」

「君は一人でラクダに乗ろうとやってみた?」

「やらなかったよ。だって僕は、ラクダが僕に抗って地面に落とさないか心配だったからね。」

それからナジールは別の写真を手に取って尋ねます。

「この男の人たちは誰?」

「写真の右側で大きなターバンを巻いている男の人は僕の叔父さんだよ。そして、写真の左側で篭を持っている男の人は彼の義父、つまり彼の奥さんのお父さんさ。そして、他の男の人たちは村の隣人たちだよ。」

「君は彼らを全部知っているの?」

「知っている人もいれば、知らない人もいるよ。」